Jump to Navigation Jump to search Jump to Content Jump to Footer

2020年12月 NRW.BANK.ifo景況感指数

ロックダウン下でも堅調なNRW州の経済。NRW州企業の景況感は昨年末にかけて驚くほど改善した。ただ、回答の大方がコロナ規制再強化の前に回収されたため、この点を留意し、以下の企業回答と分析をご参照願いたい。なお、ロックダウンが年明けに1月末まで、また更に2月14日まで延長されることによる景況感への影響については、また次の機会に報じたい。

NRW.BANK.ifo景況感指数は11月に悪化したが、年末にかけて再び改善した。景況感指数は4.4ポイント増加し、3.0ポイントまで上昇する結果となった。これにより前月の悪化を相殺する以上の回復を示した。景況感指数はコロナ危機前のレベルにはまだ届かないが、その差は4.2ポイントまで縮まった。企業の現況満足度は上昇し、今後数ヶ月の先行き動向でも再び楽観的な見方が強まった。

12月中旬からロックダウン強化が景況感にどの程度反映されるかは現時点ではまだ分からない。というのも回答の大部分はドイツ連邦政府と各州政府による協議前に提出されたものであるためだ。ただ、すでに12月初旬から、ロックダウン強化は明確に予想されていたことも事実。これを勘案すると、12月末に始まったワクチン接種への期待が、ロックダウン強化による経済悪化の懸念を上回ったと推測される。さらに昨春の第1波によるロックダウン時とは違い、ドイツ連邦政府は売上高減少の一部を補償する策も講じる。

製造業が好調でNRW州経済を安定させる推進役を果たした。昨春と異なり、グローバルサプライチェーンが寸断されることなく、また国内外の需要も堅調だった。このことは景況感に明確に反映され、12月の景況感は2019年初頭以来、最高レベルに上昇した。とりわけ、すべての製造業分野で今後6ヶ月の先行き動向への楽観的見方が大きく広がり、景況感の改善につながった。

12月、小売・卸売業の景況感も改善した。景況感を押し上げたのは主に製造業関連の卸売業で、一方、小売業の現況評価はまだ厳しいままだ。先行き動向は曇り模様。(1月末まで延長されたロックダウンで、小売・卸売業界は辛抱の年明けを迎え、また2月14日までの再延長で厳しさは更に増すだろう。)

サービス業でも景況感は回復した。企業の現況満足度は増加し、さらに先行き動向でもこれまでの悲観的な見方が弱まった。このポジティブな景況感を牽引したのは特にロジスティクスおよび土地・住宅部門だった。飲食・ホテル業でも11月初旬から厳しい規制措置が実施されていたものの、景況感は改善した。今後への期待指数はなんと30ポイントも上昇。主に飲食・ホテル業を対象とした11月の政府による大型緊急支援支給が功を奏した。

唯一建設業だけが12月の景況感で悪化した。現況評価が前月比で悪化し、また先行きでも建設企業は懐疑的な見方を強めた。特に土木部門で景況感は急激な落ち込みとなった。

出典 NRW.Bank 

-