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豪Magnis Resources社 リチウムイオン電池工場をドイツNRW州に開設

開発に関する合意書に豪Magnis Resources社 および パブリック・プライベートパートナーシップ(PPP)のWiN エムシャー・リッペ社が署名。NRW州政府が支援

 

WIN・ PPPメンバーには、イギリスの石油大手BP社、ドイツの化学大手エボニック社、スイスの化学大手イネオス社、サウジ基礎産業公社(SABIC)、南アフリカのエネルギー・石油化学大手サソール社(SASOL)、ドイツエネルギー大手エーオン社、エーオンが設立した新会社ウニパー(Uniper)、ドイツ石炭会社RAG、ドイツエネルギー大手RWE / Innogy、また多数の金融機関や政府機関、さらに NRW銀行やNRW.INVEST社などの経済振興機関が名を連ねている。加えてNRW州の先進工業地域エムシャー・リッペ地域にある13の地方自治体の経済振興組織もメンバーに加わった。

ドイツ最大の経済州であり、またヨーロッパでも最大規模の産業地域であるNRW州はリチウムイオン電池の生産に最適なインフラがある。今後、リチウムイオン電池のリサイクル施設を含む30 GWhのリチウムイオン電池製造工場がNRW州内に設置される計画で、工場内には製品適合検査や品質管理のプロセスも組み込まれる。

同プロジェクトの主なターゲット市場のひとつはeモビリティ。そして2つ目は定置型エネルギー貯蔵市場。

再生可能エネルギーはドイツで総発電量の3分の1以上を占める。しかし供給電力量の変動が大きい再エネ導入率が高いがため、電力網の安定性に影響を及ぼす。そのため、定置型エネルギー貯蔵が将来有望だ。この2つのターゲット市場で、ドイツに拠点を置きビジネスを展開しているプレイヤーのうち、今後の取引に関心を抱くグループとの会合がすでに複数回開催され、情報共有がスタートしている。

参考資料