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独DMG MORI社が「ISTOS社」開設 デジタル化のソリューションを提供

あらゆる機械をつなぐオープンネットワーク化の仲介役。ISTOS社への出資率を85%にとどめ、他パートナーの参画を促す。オープンなデジタル・アライアンスを目指す。

 

デュッセルドルフに本社を置くISTOS社は、独DMG MORI社やその他、協力に関心を持つ企業を対象に、デジタル生産実現のためのプロジェクト開発を行う。目的は、生産プロセス全体を完全にネットワーク化させ、DMG MORI社の顧客だけでなく、工作機械業界以外の企業のデジタル変革も支援することだ。ISTOS社は、完全なデジタル工場を目指すクライアントにとって、あらゆる機械をつなぐオープンネットワーク化の仲介役となる

ISTOS社は「Innovative Software Technologies for Open Solutions」の略称。製造部門の持続可能なデジタル化を目指すスタートアップだ。その基礎となったのがDMG MORI社が開発したアプリケーションベースの制御ソフトウェアCELOSだ。同社のクリスチャン・テーネス取締役会長は、「ISTOS社に15人の経験豊富なIoTエクスパートが結集した。ISTOS社設立によりデジタルイノベーションプロセスを加速していく。ISTOS社はデジタル化を目指す当社の顧客に対し、革新的なソリューションを提供・サポートできる」と述べた。

DMG MORI社はISTOS社への出資率を意図的に85%に留めた。そうすることで他のパートナーの参画や戦略的資本参加を可能にし、工作機械分野の枠を超えたデジタル・アライアンスの余地を確保している。

参考資料