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日独が融合した創作Gin 若き醸造家の挑戦

異色のドイツ醸造家が懐石料理のスピリッツを「YOSHI NAMA- Little Tokyo Dry Gin」で体現。製造販売へ

NRW州エッセン出身のマキシミリアン・ベルクフリート氏(27歳)は、ドイツの蒸留酒文化と日本文化を組み合わせた独自のジンを製造し、今年から販売を開始した。彼の経歴は少し異色だ。自動車整備士の他、バーテンダーとして働いた経験があり、現在はニーダーライン大学で食品科学を専攻する学生である。

ベルクフリート氏は、2010年にエッセンで実科学校を卒業した後、自動車整備士としての職業訓練を始めたものの、現状に物足りなさを感じながら日々を過ごしていた。しかし、そんな彼に転機が訪れた。当時エッセン随一と評判だったカクテルバー「Faces」に通ううち、バーの世界に魅了され始め、次第に仕事を手伝わせてもらうようになった。この店は閉店してしまうのだが、その後、なんと自動車整備士の仕事を辞め、エッセンのGin&Jaggerでフルタイム勤務をスタートする。ここで彼はバーのメニュー作りに参加し独自のカクテルを考案するなど経験を積み、いつか自分でスピリッツをつくりたいと思うようになったという。

2015年にデュッセルドルフに引っ越し、日本人コミュニティがもたらす日本の食文化に出会ったことも、彼に大きなインスピレーションを与えた。彼は“日本食のパラダイス”と称されるリトル・トーキョーで、日本食品店で調味料を調達したり懐石料理についての本を読んだりして、日本食への関心を強めていった。彼はこの時の経験を「日本人コミュニティを通してデュッセルドルフがこれほど豊かになり、またドイツにいながら、本物の日本のやり方を知る機会があることは、素晴らしいことだ」と熱っぽく語った。

さらに2018年から彼はクレーフェルトのニーダーライン大学で食品科学を専攻している。彼は在学中にこれまでのバーテンダーとしての経験、日本の食文化からの影響、そして学問的な専攻を活かした独自のスピリッツの製造を始めた。このプロジェクトで彼は、地元NRW州とのつながりを実現すること、また160年にわたる日独の友好関係に貢献することを目指し、今年ついに「YOSHI NAMA- Little Tokyo Dry Gin」の名前で製造販売に漕ぎ着けたのだ。

このジンの特徴は、デュッセルドルフのリトル・トーキョーのように日独の影響を融合させた点にある。ドイツの蒸留酒文化に、懐石料理のような自然を手本とする日本の哲学を組み合わせているのだ。ジュニパーベリー、スローベリー、コケモモ、リンドウを中心に、伝統的なジンの原料である新鮮なレモン・ピール、グレープフルーツ・ピール、クベバ、コリアンダー・シードなど、自然栽培または自生しているものを採集した13のボタニカルを使用することで、独特の風味と特徴的な香りを実現している。

このジンには、一度味わってみたい、そう思わせるストーリーがある。

<連絡先>
YOSHI NAMA GIN
Inh. Maximilian Bergfried / Tel.: +4917663404345 / www.yoshi-nama-gin.de

写真コピーライト: YOSHI NAMA GIN

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