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新型コロナウィルス  ドイツNRW州政府行政・経済対策

ドイツNRW州政府は、新型コロナウィルス感染拡大を、連邦政府と州政府の総力を挙げて防止すべく、下記の措置を発表した。この状況下、企業の経済活動が大きく制限され、経営上の困難さを伴うことから、企業向けの対策も盛り込まれている

<NRW州政府危機対策機関> NRW州政府は、すでに州保健省内に「新型コロナ状況センター Corona-Lagezentrum」を設置し、関連官僚・諸機関とともに対応してきた。これに加え、ドイツ連邦政府と連携しながら更なる支援策を講ずるべく、「新型コロナ危機コーディネート評議会 - Krisenkoordinationsrat Corona」が設置された。 

<NRW州行政> 行政が従来通り機能する様、あらゆる策を講じて対応する。各官公庁では、可能な際には、テレワークで業務にあたる。その決定は夫々の機関長が決定する。

<労働時間短縮補償金>「労働時間短縮補償金–Kurzarbeitergeld」がより柔軟になる。企業は今後より簡素化された条件のもと、労働時間短縮補償金を受領できる。現況すでに、従業員数の10%が就労出来ない状況にある際には申請可能。

<企業資金流動性の確保>  企業の資金流動性は、既存の流動性扶助プログラム(例:ドイツ金融復興公庫(KfW), 欧州復興プログラム(ERP)による融資)が拡張され、多くの企業をその対象とする。さらに企業の資金流動性は、納税措置により改善される。このため納税猶予が緩和され、前払いについても若干低減が見込まれる。従来の執行手続きと延滞税については新型コロナウイルスの影響により履行されない。

<資金繰りのための貸付> 資金流動性を確保するための繋ぎとして、Bürgschaftsbank NRWが最大150万ユーロ(約1億8000万円)を、加えてNRW州保証プログラムが、大企業も含めた企業を対象に150万ユーロから貸し付ける。

<感染した従業員等の給与支援申請> 新型コロナウイルスの影響で操業禁止や、従業員の隔離などが行われた場合、企業は給与支払いのための支援を申請することができる。

<NRW.BANK ホットライン> NRW.BANK +49 211-91741-4800 で、コンサルティング実施中。

<新型コロナ対策基金> 連邦経済大臣アルトマイヤー、および連邦財務大臣ショルツは欧州レベルで調整・決定された取り組みにも着手していくことを確認。ドイツ連邦政府は取り分け、EU委員会が提案した「新型コロナ対策基金-Corona Response Initiative」を歓迎。同基金は250億ユーロ(約3兆円)を拠出予定。

出典 1   出典 2

なお、NRW州政府は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、あらゆる対策を取るとし、学校の休校、大型イベントの開催中止、公的文化施設の閉鎖等を発表している。在デュッセルドルフ日本国総領事館では、刻々と変わる情勢下、情報を収集し、重要なポイントを的確にまとめ、日本語でホームページに随時掲載している。以下、抜粋を転載する。

(1)NRW州政府は3月13日に以下を柱とする緊急対策を発表しました。
●州内の全ての学校・幼稚園の3月16日から4月19日までの休校・休園。
●州内の大学の夏学期の開始時期を4月19日以降とする。
●州内の全ての公的な文化施設(劇場・博物館)などの4月19日までの休館。
●参加者1000人以上のイベントの中止。それより小さい規模のイベントや不必要な旅行についても自粛を要請し,社交的接触をなるべく減らすよう呼びかけ。
●病院や高齢者介護施設などへのお見舞い・訪問の自粛を要請(高齢者への感染リスクを減らすため)。

(2)また,NRW州政府は3月15日に以下の内容の追加措置を発表しました。
●3月16日からの全ての遊興施設(バー、映画館、美術館・博物館等)の閉鎖。
●3月17日からのスポーツ施設(フィットネス・ジム、プール・浴場施設等)の閉鎖,スポーツ・教育施設における会合の禁止。
●ショッピングモール等一部商業施設の営業の制約。
●食糧品や日用品の供給はこれまでどおり継続。

(3)現在のところ,日本への渡航制限や日本からの入国制限措置はとられていませんが,連邦保健省により,中国に加え,日本,韓国,イタリア,イランからの入国にあたっても,新たに所在追跡質問票(Public Health Passenger locator Form)への記入が義務づけられましたので,機内で配布される用紙に正確に記入してください。所在追跡票(日本語版)は以下のロベルト・コッホ研究所ウェブサイトに掲載されていますので,ご確認ください。
https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/Transport/Aussteigekarte_Luftverkehr_japanisch.pdf?__blob=publicationFile

(4)ドイツの感染症等の研究機関であるロベルト・コッホ研究所(RKI)が,ドイツ国内における感染状況や対策についてHP上で公開しています。
https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/nCoV.html(ドイツ語)
RKIでは,感染拡大防止のため,市民に対し以下の呼びかけを行っています。

  • 手洗い,咳エチケットを励行してください。
  • 新型コロナ・ウィルスへの感染が確認された人物と接触があった方は,症状の有無に拘わらず居住地を管轄する保健所に連絡してください。
  • 感染地域(注)に滞在した方は自宅待機などによりなるべく他者との接触を控え,呼吸器系の急性疾患が見られた場合は,かかりつけ医などに電話でその旨を伝え指示に従ってください。

(注)感染地域:イタリア;イラン;中国のうち湖北省(武漢市を含む);韓国のうち慶尚北道;フランスのうちグラン・テスト地域圏(アルザス、ロレーヌ、シャンパーニュ=アルデンヌを含む);オーストリアのうちチロル州;スペインのうちマドリッド州,米国のうちカリフォルニア州,ワシントン州及びニューヨーク州。ドイツのうちNRW州ハインスベルク郡も感染多発地域として明示されています。

(5)シュパーン連邦保健大臣は,過去14日以内にイタリア,スイスまたはオーストリアに渡航・滞在した場合は,症状があるか否かに関わらず,2週間自宅待機(経過観察)するよう呼びかけています。
また,感染地域ではなくとも,感染者が発生している地域に旅行し,帰宅後14日以内に発熱・咳・呼吸困難などの症状が出た方はかかりつけ医などに電話でその旨を伝え指示に従ってください。また,自宅待機などでなるべく他者との接触を控えてください。 

(6)ドイツと国境を接するチェコ,デンマーク,ポーランドはそれぞれ国境閉鎖,入国禁止措置をとっています。現地の日本大使館がそれぞれ情報を発信していますのでご確認ください。

<ホットライン等>
感染が疑われる場合は、まず,かかりつけ医もしくは以下のホットライン等に電話で相談してください。(事前の電話なしで直接医師などを訪問することは、感染を拡大するリスクがあるので、控えるよう当局は呼び掛けています。)
 また下記の自治体毎のホットラインとは別に、全国共通の医療相談ダイヤル(新型コロナ・ウィルス専用ではありません)がありますので、かかりつけ医に連絡が取れないときなどに利用してください。
全国共通医療相談ダイヤル Tel.+49 116117 (24時間対応)
 NRW州保健省相談ダイヤル(月~金 8:00~18:00)Tel. +49 (211)- 91191001
また、以下の州保健省のホームページでは州政府による最新の公式発表を確認できます。https://www.mags.nrw/coronavirus

出典 3  写真:Land NRW 

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