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仮想空間で実物展示 イグス社 デジタル技術で100超のイノベーション紹介 COVID-19危機に想像力で挑む  

プラスチック技術のスペシャリスト イグス社は、ケルンの本社に400平方メートルの実物の展示ブースを設置し、オンラインで公開した。コロナ禍に次々と見本市がキャンセルされたため、イグス社のフランク・ブラーゼ社長は、独自の「バーチャル展示会」を開催し、それをNRW州から世界中に発信している。

「バーチャル展示会」は同社ウェブサイトのリンクを介して、誰でも自由にアクセスできる。顧客向けの幅広いデジタルサポートの一部と開設された展示ブースでは、モーション・プラスチック(可動部向け高性能ポリマー)の全分野から、100を超える新提案と製品ラインナップ・派生品がマルチメディアで紹介されている。これは、危機下でもイノベーションが如何に重要かを示す強力なシグナルだ。

「技術を上げて、コストを下げる。それが仕事」。このモットーのもと、イグス社は顧客に対し、高機能プラスチックを使用することで、如何にして可動部の寿命を延ばし、コストを削減できるかという提案をしている。個々の展示コーナーのソリューションについては、紐付けされたリンク先の画面や動画、あるいはテキストを介して、オンラインで情報を得ることができる。

要望に応じて、個別ツアー、あるいはカスタマーアドバイザーとの個別またはグループミーティングも可能だ。その際、専門の担当者がタブレットを使用して実際の展示ブースを案内し、展示されている製品を直接用いて、展示機で実演することもできる。

コロナ危機下、市場の様々な反応が同社のビジネスに影響を与えている。まず、最初の4ケ月間の売上高は前年比で11%減となった。一方、受注高はほぼ同水準で推移(-2%)。現在、モーション・プラスチックに高い関心が集まっており、バーチャル展示会の訪問予約が多数入ってきている。

ケルン本社は100以上のモーション・プラスチックの新製品を考案した。目的は、制約のない、迅速かつ確実な納品だ。また、新たにフェースシールドのヘッドバンドの生産にも乗り出した。リサイクル材料を使い、射出成形プロセスでコスト削減を目指しており、最初の10万個のヘッドバンドは無料での提供を決定している。

現在のこのコロナ危機にもかかわらず、同社は引き続き将来に向けたプロジェクトに注力し、長期的な投資路線を維持する姿勢だ。実際、Mura Technology社(ケミカルリサイクルのスタートアップ企業)への投資を行い、省エネタイプの廃プラスチック油化装置を設置する計画を立てている。またデジタル化への投資も継続して行う。

イグス社のフランク・ブラーゼ社長は「コロナ危機下、従業員に与える影響をできるだけ最小限に抑えたい。だからこそ、重要な将来に向けた投資を継続する必要がある。」と、強調した。NRW州の中堅企業が持つビジネスマインドは、将来を見据え、成功へとつながっている。

公式ホームページ(日本語)日本法人  イグス株式会社  代表取締役 北川邦彦氏

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