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マックスプランク化学エネルギー変換研究所 拡張事業開始 

ルール川沿いの町、ミュールハイムでマックスプランク化学エネルギー変換研究所(MPI CEC)の新築工事がスタート。建設工事は二期にわたり、総面積4,500平米に及ぶ新築4棟が出来上がる計画だ。NRW州は新築、改築、改修、土地にかかる費用に合計4500万ユーロを捻出

第一工期の起工式に出席したNRW州文化・科学省次官アネッテ・シュトルスベルクは次のように語った。「新しい州政府の目標は、安全性、費用対効果、また地球環境の持続可能性をより高めながらエネルギーシフトを実施することだ。この目標達成のためには学術研究界からの提言が必要。とりわけマックスプランク化学エネルギー変換研究所の研究活動は極めて重要。だからこそ公的資金を捻出して同研究所の拡張計画を支援する。」

マックスプランク化学エネルギー変換研究所は、エネルギー貯蔵と変換に重要な化学プロセスに関する基礎研究を行っている。その目的は、太陽光を高エネルギー小分子に蓄え、場所や時間に関係なくエネルギーを利用できるようにすることだ。

第一工期では研究作業棟が新設される。1階には機器スペース、オフィスおよび作業エリアが設けられる。上層階には実験室、ELT作業室およびラボが設けられる。 その他のラボ、物理学研究棟およびオフィスビルは第二工期に建てられる。

マックスプランク化学エネルギー変換研究所は2012年にマックス・プランクバイオ無機化学研究所が組織変更されて新設された研究所だ。それに伴い主要研究テーマがエネルギー変換となった。現在、約250人のスタッフが活動している。

出典