Jump to Navigation Jump to search Jump to Content Jump to Footer

ドイツ連邦政府e-モビリティ研究ラボ開設 NRW州に大きなチャンス

2019年5月8日、ラシェットNRW州首相、ピンクヴァルトNRW州経済イノベーション・デジタル化・エネルギー大臣、そしてポエスゲンNRW州文化・科学大臣は、共同記者会見を開き、NRW州をe-モビリティ・トッププレイヤーが集積する最先端拠点に成長させるという州政府の目標を発表した。

この目標達成のために様々な政策を行う。例えば、ドイツ連邦教育研究省が実施する「バッテリーセル生産研究ラボ」プロジェクトへの応募がひとつ。また同分野の企業やプロジェクトを支援するために、NRW州政府として4000万ユーロの助成プログラムを実施する。

連邦教育研究省は4億ユーロを投資して、バッテリーセル生産コンセプトの開発を行う研究ラボを建設する計画で、立地拠点として、NRW州、なかでもバッテリー分野のネットワークを構築し、活発な研究活動を行うミュンスターには大きなチャンスがある。ミュンスターは同分野の産学連携でドイツトップを自負する街。連邦教育研究省は、バッテリーセル生産研究ラボにより、ドイツで下流から上流までの一貫したe-モビリティのバリューチェーンの構築を目指している。

NRW州に拠点を置くダイムラーやフォードなど大企業はすでに様々なe-モビリティープロジェクトに取り組んでおり、NRW州の先駆性、また気候保全、環境保護、および雇用創出の観点から、e-モビリティの重要性を示すものだ。NRW州では5月9日、アーヘン工科大発のスタートアップ企業e.GO Mobile社から、完全電気自動車の初の出荷が始まったことも良い契機となるだろう。

出典