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デュッセルドルフに緑の谷  NRW州都にヨーロッパ最大のグリーンファサード

8kmにわたるシデの生垣に加え、3万以上ものプラントが植栽され、ヨーロッパ最大のグリーン・ファサードを持つ複合ビルが州都デュッセルドルフにお目見えした。

このグリーンファサードは、複合ビル「Kö-Bogen II」の重要な構成要素となっている。複合ビルの一階(約2万5千平米)にはショップやレストランが入り、上層階の約4500平米はオフィススペースが用意されている。

5階建ての本館は谷のような姿をしているため「インゲンホーフェン・バレー」と呼ばれている。この名称は、複合ビルをデザインした有名な建築事務所インゲンホーフェンアーキテクツ社に由来する。クリストフ・インゲンホーフェン氏は、1992年以来、デュッセルドルフ都心の都市再生計画に携わってきた。各種調査に加え、都市計画案の策定、そしてプロジェクト実施を通じ、常に新しい刺激をもたらしてきた。

この複合ビルはデュッセルドルフ市の美的価値を向上させるだけでなく、気候変動に対する市の方針も示している。つまり、車社会から、持続可能な社会へ移行するというパラダイムシフトを象徴する存在だ。

生垣には在来種のシデが故意に選ばれており、植物工学に基づき、建物の中にシームレスに組み入れられている。インゲンホーフェンアーキテクツ社は「シデの生垣によって市内の局地気候が改善されただけではない。屋根を全て緑で覆ったことで、夏には太陽光が遮られ、都心の熱が緩和される。また屋上緑化は二酸化炭素を吸収し、湿気を蓄え、そして騒音をも減らし、生物多様性を促進する」と、メリットを強調した。

この5億ユーロのプロジェクトは、間違いなく他の都市の参考になるイニシアチブであろう。デュッセルドルフ市は経済と環境の共生を作り上げた。インゲンホーフェン・バレーで緑が都心にまで広がり、人々の生活の質の向上にも大いに貢献した。

参考資料1  2  

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