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コロナパンデミック対策における段階的な再開 / アルミン・ラシェット首相がNRW州計画を発表

*2020年5月6日にNRW州首相府が発表したプレスリリース全文(12項目)を以下の通り翻訳し、掲載する。

*2020年6月15日よりいくつかの項目で規制が緩和された。最新情報はこちら

NRW州は今後数日および数週間で、コロナ制限措置を対策を講じながら段階的に解除する。NRW州の計画では、個々の分野に関し、感染状況の今後の進捗に応じ、実施する段階的な措置と目標日を設定する。同時にこの取り組みにより、NRW州民には健康維持管理を、また経済活動や社会生活を営むに当たり、予測が出来ることと信頼性を提供するものである。州政府は、全分野における社会生活と経済活動、並びに地域活性化をこの段階的な再開計画に組み入れている。同計画の主な目標は、ウイルス拡散を抑制し、医療制度の能力を拡大することだ。我々は人間が有する自己責任力を信頼し、感染状況を常に評価しながら再開を進めていく。アルミン・ラシェット州首相は2020年5月6日、水曜日に行われた連邦政府および他の州との協議の後、NRW州計画をデュッセルドルフで発表した。

アルミン・ラシェット州首相「今日、連邦政府と連邦州が責任ある正常化に向けて共通の道を選択したことを嬉しく思う。私は感染の世界的流行との闘いが健康、社会、経済に与える影響を考慮すべきであると常に主張してきた。我々が設ける規制は的を絞った、適切なものである必要がある。また感染状況が地域的に極めて異なることを認識かつ反映すべきである。今日、この見解でコンセンサスが得られた。

NRW州の安定した医療制度と僅かな新規感染件数に鑑み、責任ある再開を徐々に、かつ個々の生活分野を注視しながら、実施することが可能となっている。我々の基本原則は、ソーシャルディスタンスと保健衛生、また適切な感染予防ルールを保証できる分野では、あらゆる所で緩和を実施できるということだ。こうして、健康と感染予防を実現しながら、同時に責任ある正常化に向けてさらに大きく前進していく。

現在感染数は減少傾向にある。これは一重にNRW州民の責任ある行動によるものであり、謝意を表したい。しかし残念ながら、この先も保証されている訳ではない。これを念頭に置きながら、NRW州は段階的な再開という責任ある路線を今後数週間続けていく。

NRW州計画は、団結してコロナ感染の世界的拡大をそのあらゆる側面から克服するための明確な行動戦略である。具体的なロードマップと明確な基準により、計画安全性と柔軟性が担保されている。また、これはNRW州民の理性と信頼性の上に成り立つものであり、州民の自己責任が増すに連れ、規制が緩和されていく。」

NRW州計画の詳細

州政府が策定したNRW州計画では次の段階的措置を予定している。ただしその実行においてはそれぞれ感染状況動向の制約を受ける。

1. 接触禁止と行動規則

2020年5月11日より、公共の場での2世帯間の面会が可能になるよう、既存の接触制限は変更される(ドイツ連邦政府と16州の規制に準ずる)。1.5メートルの一般的な距離確保のルールは引き続き適用される。指定された場・分野でのマスク着用義務も同様である。

2. 飲食業、宿泊業、観光業 

段階的な再開を目指し、2020年5月11日から下記再開が可能となる。

・飲食店での食事の提供。ただし、社会的距離の遵守が屋内外で保証され、飲食事業所が感染防止および保健衛生措置を講じることが前提。ビュッフェ形式の料理提供は引き続き禁止される。

・観光目的での休暇用マンション、および休暇用宿泊施設およびキャンプ場の利用および宿泊(接触制限を遵守すること)。

・遊園地、遊覧船(保健衛生措置を講ずること)、観光情報センター、自転車やボートのレンタル営業開始。

キリスト昇天祭(2020年5月21日)より、ホテルなど宿泊施設はゲストの受け入れを再開できる。ただし、飲食業同様に、衛生管理措置の義務化および社会的距離の規則と接触制限の保証等厳しい要件が適用される。

聖霊降臨祭(2020年5月30日)より、スパおよびスイミングプール、ウォーターアミューズメント施設、ウェルネス施設も、適切な感染予防措置を講じた上で再開される。

再開の対象外となるのは、バー、クラブ、ディスコ、風俗店である。

3. 小売業とサービス業

2020年5月11日より、店舗は売り場・営業面積に関係なく、社会的距離確保と衛生管理規則(売り場・営業面積10平方メートルあたり顧客1人)を前提に、再開が許される。マッサージ店、美容サロン、タトゥースタジオなどの「身体に近接するサービス業」については、段階的な再開許可を可能にすべく、職能団体と協議した上で、適切な感染防止計画を作成する。

4. 大規模イベントと集会 

大規模イベントは2020年8月31日まで禁止。集会には既存の社会的距離確保の規制が適用される。

2020年5月30からを目標とし、専門見本市および専門会議は、感染防止策を講じ、来場者および参加者の人数を制限した上で、再開が可能となる。

5. スポーツとレジャー

スポーツおよびレジャー分野では下記の段階的措置が適用される。

木曜日(2020年5月7日)より、身体的接触を伴わない大衆スポーツおよびレジャースポーツでは、スポーツやトレーニングの再開が許される。ただし、スポーツが、公共・民営の屋外スポーツ施設または公共スペースで行われる場合に限る。社会的距離1.5メートルの確保、厳格な保健衛生・感染防止措置を遵守することが前提となる。シャワー室、洗濯室、更衣室、休憩室やその他の共同エリアの利用は認められない。さらに、観客の受け入れは当面禁止される。12歳未満の児童は、成人の同伴者一名がいればスポーツ施設に入場可能。

密閉の乗馬施設や屋内施設での乗馬スポーツも許可される。

5月11日より、フィットネススタジオ、ダンススクール、またスポーツ団体系スポーツ屋内施設/スクール屋内施設は、厳格な社会的距離と保健衛生ルールを遵守した上で、再開が可能になる。

5月20日より、屋外スイミングプールは、社会的距離と保健衛生の厳格な条件下で営業再開が認められる。ただし、純粋なるウォーターアミューズメント施設は除外。

5月30日より、密室における身体接触が避けられない類のスポーツも再開が許される。同様に屋内プールの営業再開も許可される。

児童・青少年・アマチュアのスポーツ競技も許可される。ただし、更衣室および衛生設備の使用は、条件を満たした上で許可される。

6. 文化プログラム

5月11日より、屋外で行う小規模コンサートやその他の公演は許可される。厳格なルール、マスク着用、および地方当局から同意を得た計画を準備している場合は、屋内でも再開が許される。

音楽学校では最大6人までであれば合奏も可能。

文化施設でのリハーサルは感染防止措置を講じた上で、許可される。合唱団やオーケストラに関してはより厳しい距離確保のルールが適用される。

5月30日より、映画館、劇場、歌劇場およびコンサートホールは、来場者間の最低1.5メートルという社会的距離を確保し、入場計画を用意した上で、再開が可能となる。警備員を増加し、待合や休憩ゾーンでの密集を防ぐ必要がある。

7. 託児サービス

今日の決定に基づき、NRW州ヨアヒム・スタンプ家庭大臣は、家庭省が事前準備した託児所および保育施設の再開ロードマップを、施設事業者および市町村と最終的に調整して、今週中に発表をする。

8. 学校

57の木曜日より、4年生を対象に対面授業が再開される。

5月11日の月曜日より、1年生から4年生は毎日ではなく交代で授業に出席する。

同様に5月11日の月曜日より、来学年度(2020/21年)にアビトゥア(高校卒業試験&大学入学資格試験)を控える生徒の登校を再開する。さらに中等教育ステージI(例:基幹学校、実科学校、中等学校、第一学校(PRIMUS-Schule)、コミュニティスクール)などの学校形態では、5年生から9年生が毎日ではなく交代で登校する。

総合学校やギムナジウムの対面授業は、5年生からオリエンテーション段階にある生徒までを対象とし、アビトゥア試験終了後となる5月26日より再開する。ただし、同様に毎日ではなく交代で授業を受ける。

9. 大学

教育および試験運営に関し、5月11日より、対面授業の許可制限は、「特別な空間、設備、またはその他の特別な枠組み条件を満たした上で」解除される。

医療関連学校、および公共サービスの職業訓練を提供する学校、教育施設、並びに類似機関での教育と試験の運営は、引き続き条件付きで許可される。

大学は夏学期の講義は基本的にデジタルで提供する。

10. 学校以外の教育機関

5月11日より、市民学校(Volkshochschulen)やその他の公立、公的、民間の学校外教育機関におけるイベントは、検定・試験も含め、社会的距離と保健衛生措置を取った上で、参加者が100人未満の場合は、大きな空間で実施することは許可される。

同様に、児童・青少年育成活動のスポーツプログラムの再開も可能である。

5月30日より、市民学校(Volkshochschulen)やその他の公立、公的、民間の学校外教育機関における健康教育プログラムも許可される。同様に青少年育成活動、青少年文化活動、青少年社会活動、また児童・青少年保護の教育活動も制限的ながら通常業務が可能となる。

休暇プログラムは、おもに近場で実施可能。これはグループ旅行(例:青少年活動団体のグループ旅行)にも当てはまる。

11. 医療・介護施設

母の日(2020年5月10日)より、老人ホームへの訪問は、厳格な保健衛生の措置を条件に、再び可能となる。このことは、5月11日より、病院、介護施設、障害者の統合扶助施設にも適用される。5月30日に向けたさらなる再開の可能性については、今回導入された緩和策から得られる初期の経験に照らして協議する。

12. ミサ聖祭・礼拝

5月1日より、教会および宗教共同体の保健衛生と感染防止計画を満たした上で、ミサ聖祭・礼拝は再開される。

出典(ドイツ語原文) 写真:アルミン・ラシェットNRW州首相 Staatskanzlei NRW 

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