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ケルン・エッセン・がんセンター新設 NRW州がドイツがん医療発展のため支援

NRW州のケルンおよびエッセンの大学病院は、20181月、ケルン・エッセン・がんセンター(Cancer Center Cologne EssenCCCE)開設に向けた協力協定書に調印した。両大学病院はこのパートナーシップのもと、NRW州文化学術省(MKW)の支援を受けながら、患者治療の大幅な改善を目指し、がん医療の最先端研究強化を図る

ケルン・ボン統合腫瘍センター(CIO)とエッセン大学医学部病院の西ドイツ腫瘍センター(STC)を擁すNRW州は、世界有数のがん医療拠点となっている。規模と高い専門性で国内外トップレベルのCCCE新設で、NRW州は医療推進地域としての地位をさらに強化する。

ドイツでは毎年約50万人ががんと診断されている。がんを原因とする年間死亡者数は22万人で、心血管疾患に次いで2番目に多い死亡原因だ。この状況に対処すべく、CCCEはがん医療共同エクセレンス・ネットワークNRWを構築するという中期計画を立てている。ドイツの他の大学病院も加入する予定だ。

また長期的には、国内のがん患者の治療に関わるすべての機関をこのネットワークで繋ぐ予定だ。特に、高齢化や増加する罹患数を背景に、首都圏以外の地域に住む患者が地元で最新のがん治療に迅速にアクセスできる体制作りが急務となる。

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