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イノベーションキャンパス・ボン(ICB)NRW州政府が国際学術拠点強化で135万ユーロ拠出 

国際的学術拠点ボンの機能を「持続可能性」と「グローバル変革」分野でさらに強化。

NRW州にあるボンは連邦市(ドイツ統一後もベルリンに並び国家の中枢機能を保持している)と規定され、現在、国連組織が多数拠点を置く。このボンをNRW州政府は国際政治とグローバル持続可能性戦略を管轄する連邦政策拠点としてさらに強化する計画だ。そのため州政府は135万ユーロの資金を提供し、イノベーションキャンパス・ボン(ICB)を創設する。これによりボンに新しい研究基盤を創出し、地域のポテンシャルを生かしつつ、大学と大学外の研究機関をより密接に結びつける狙いだ。

このICB「持続可能性とグローバル変革」コンセプトは、ボンですでに行なわれている持続可能性についての研究コンピテンスを束ね、これに新しい要素を加えて、他に類を見ない国際サイエンスセンターに発展させることを目指している。研究の重点は、デジタル化と人工知能、モビリティーと移民、そして生物経済学に置かれる。

ICBを運営するのは、ボン大学、特に農学部および開発研究センター(ZEF)、ドイツ開発研究所(DIE)、国連大学環境・人間安全保障研究所(UNU-EHS)、ボン軍民転換国際センター(BICC)およびボン=ライン=ジーク大学である。ICBの目標は、学術界、政界、社会、経済界の直接交流を促す戦略的インターフェースを構築すること。経済界と市民社会との協力の下、学術界にはイノベーションの実用化に貢献することが期待されている。

出典