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2018年春 個人向けEV車「e.GO Life」の生産 アーヘンで開始

NRW州アーヘンに拠点を置くe.GO Mobile社が、来春から電気自動車(EV車)の量産をスタートする。値段も航続距離も個人向けに設定された乗用車だ。アーヘンでは未来モビリティの具現化が始まっている

 

e.GO Mobile 社の電気自動車「e.GO Life」は、2018年春からアーヘンのTRIWOテクノパークにて量産される。e.GO Mobile 社の最高経営責任者(CEO)ギュンター・シュー教授、NRW州経済大臣、ならびにクラスターパートナーが一堂に会する中、4月25日、生産技術クラスターにて生産開始の発表が行われた。

純粋な電気駆動である「e.GO Life」は3つの特徴を持つ。それは「走る楽しさ」「実用性」と「手頃な価格」である。モダンなデザインと俊敏な走行性能を持つこの電気自動車は、シティーカーとして都市部や短距離の走行に最適だ。また、価格も魅力的だ。1万5900ユーロと競争他社よりも圧倒的に低価格。安さの理由のひとつに純粋なる電気自動車としての設計が挙げられる。そしてもうひとつの理由はアーヘン工科大学の強みである高効率な生産にある。

「e.GO Life」はインダストリー4.0に基づく超近代的な工場で生産される予定だ。組立建屋、物流倉庫また事務所から成る1万6000平方メートルの工場はフィリップス工場跡地に建つ。建設を担当するのはTRIWO 社で、完成後、工場をe.GO Mobile に賃貸する。

2018年第2四半期から毎年1万台が生産される予定で、140人の新規雇用が創出される。総投資額は約2570万ユーロ。NRW州は260万ユーロを捻出してプロジェクトを支援している。

NRW州経済大臣は「新工場は、革新的な研究・開発・生産拠点としてのNRW州の重要性を示し、同時に電気自動車の牙城といえるアーヘンとアーヘン工科大学の確固たる地位を強調するもの」と語った。

出典