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私とドイツ・NRW (Vol.2 前編)30年を経て叶ったドイツ赴任

NRW州に駐在経験のある方にインタビューし、ドイツでのビジネス思い出話や、家族での貴重な経験等を大いに語っていただくシリーズ。新日鉄住金エンジニアリング 株式会社 代表取締役社長 藤原真一氏が今号に登場。同内容は画像満載で、こちらからも閲覧可能

 

僕にとってドイツは幼い時から特別な存在でした。実は父が医者だったので、家の中でも日常会話の端々にドイツ語が取り込まれていたんです。掛け声はアイン・ツヴァイ・ドライ(Ein・Zwei・Drei)、食事はエッセン(Essen)、ちょっと汚い話ですが、ハルン(Harn : 小便)、コート(Kot:大便)といった具合に。

大学入学後の最初の夏休みに“念願の”ドイツ留学を果たしました。5週間だけの外国人留学生用のドイツ語サマープログラムでしたが、いろいろな面で衝撃を受けました。留学先はボン大学、時は1973年。当時のボンは西ドイツの首都でしたが、日本の東京とは正反対。人口は20万人ほどで、こぢんまりとしていて、緑あふれる心地よい都市でした。

僕たち留学生は、ボンからライン川を約20kmほど南に下った、市街から市電で30分ほどのバートホンネフ(Bad Honnef)と西ドイツの初代連邦首相、コンラート・アデナウアー(Konrad Adenauer)の生家があるレーンドルフ(Rhöndorf)の中間に位置する学生寮に滞在しました。 続き>