Zur Navigation springen Zur Suche springen Zum Inhalt springen Zum Fußbereich springen

河合楽器製作所  NRW州クレーフェルトで欧州ビジネスを拡大

河合楽器製作所は欧州本社をNRW州クレーフェルトに27年前に開設。以来、順調にビジネスを拡大。クレーフェルトにとって重要なビジネスパートナー

 

ピアノメーカー河合楽器製作所が欧州本社をNRW州クレーフェルトのユーロパーク・フィヒテンハインに開設したのは27年前。河合楽器の従業員数は世界各国で3500人超。うち、35人がクレーフェルトで働いてる。先般、同市長フランク・マイヤーが市の経済振興公社理事長エッカート・プレーンと共にこの拠点を訪問した。河合楽器ヨーロッパ社の関根卓哉代表、アレクサンダー・フォークト部長、およびフィリップ・ポツ文化部長が、市長に社史、業務プロセス、また音楽アーティストとの協力などについて説明し、また社内を案内した。

マイヤー市長は、「クレーフェルトに進出している多くの日系企業との関係を強化したい」と述べた。そして、「クレーフェルトをビジネス拠点として紹介する際、とりわけ"KAWAI"というビックネームを利用して宣伝している」と同社の重要性を強調した。この欧州本社を経由して3000台から5000台のアップライトピアノ、グランドピアノおよび電子ピアノが各地へ輸送される。またユーロパーク・フィヒテンハインにあるこの欧州本社の工場は研修の場として、またピアノ購入を検討する音楽専門家が集う場としても機能している。 ポッツ文化部長は「世界中のピアニストの希望に沿えるよう、当社の試弾室にはコンサート用グランドピアノを一台用意している。また希望があればCD録音も可能」と説明した。加えて、3年前からクレーフェルト音楽学校と協力し、同校コンサートホールで「クレーフェルト・カワイコンサート」を毎年開催している。ポッツ文化部長はその責任者でもある。

河合楽器は、2018年1月から隣国フランスの顧客への納品は、従来の委託会社経由ではなく、クレーフェルトの欧州本部による直納に切り替える予定だ。クレーフェルト市および同市経済振興公社は、同社の今後の拡張計画を全面的にサポートする。

出典