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大学病院に投資10億ユーロ NRW州 機能高度化と研究協力の促進を図る

新型コロナ感染による直接的および間接的な影響に対処する費用として、NRW州政府は州内の大学病院に新たに10億ユーロを拠出する。大学病院に必要な投資を行い、患者に最先端医療で最善の治療を提供し、さらに医療技術と建物自体の高度化を目指す。なお、投資資金は、NRW州政府の大規模景気対策に盛り込まれた「大学病院特別プログラム」から捻出される。

NRW州プファイファー・ピョンスゲン科学大臣は、9月18日、州内の全大学病院代表者との会議で、この投資を発表。既存の大学病院施設を増設により機能拡大を図ること、厳格化した衛生要件に病院の構造設備を適合化させること、また医療・研究能力を高度化させることが目的だ。大学病院は、実験装置や医療機器を最新化するだけでなく、最高レベルの医療体制を整備するため喫緊に必要な投資を実行できる。

ピョンスゲン大臣は 「現在、NRW州が新型コロナウイルスとの闘いで成功しているのは、州内の大学病院の功績によるところが大きい。大学病院の高機能性を将来に備えて確保することは州政府が掲げる明確な目標だ。今般の投資は建設に重点を置き、最高レベルの治療を提供する大学病院の高度医療機能の維持・拡大につなげたい」述べた。

総額10億ユーロの支出内訳は下記の通り。

  • 約7億6000万ユーロ: 6大学病院(アーヘン、ボン、デュッセルドルフ、エッセン、ケルンおよびミュンスター)の建設工事。
  • 約1億6000万ユーロ:(病院の)建物の装備、医療機器、デジタルインフラ
  • 8000万ユーロ: ボーフム大学医学部、ビーレフェルト大学医学部の研究・教育。また両大学の地域関連病院

NRW州政府はすでに4月、コロナ感染症対策費用として、大学病院に1億ユーロ強を2020年度補正予算から拠出している。この資金は大学病院での病床数の増加や実験装置の新規購入に役立てられた。このような設備高度化は、国内および海外パートナーとの共同臨床研究でプラス効果をもたらすと期待できる。

NRW州の大学病院との協力にご関心のある企業の皆様をサポートします。是非NRWジャパンにお問い合わせを。

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