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EUの容器包装廃棄物 約15%削減へ 

リサイクル可能な容器包装を増やし、使い捨ては減らす方針。3月4日、欧州議会とEU加盟各国の交渉担当者間で合意。

EUでは今後、リサイクル可能な容器包装を大幅に増やす必要があると、欧州議会とEU加盟各国の交渉担当者間で3月4日、合意に至った。また欧州議会は、未加工の生鮮青果物や砂糖の個包装など、特定の使い捨て容器包装を2030年以降は禁止すると発表。EU域内における容器包装廃棄物を段階的に削減しながら、2040年までに2018年比で少なくとも15%マイナスの廃棄物量することを目標に掲げている。

今回の交渉は、EU委員会が提出した2022年の法案に基づいて行われたもの。合意に基づく新たな規定は今後、EU加盟各国およびEU議会で正式に採択される必要がある。

EU統計局が発表した最新の数字によると、2021年(※)のEUにおける容器包装廃棄物の量は、人口1人当たり188.7キログラムであった。ただし、EU内でも国によって数字は大きく異なっている。例えば、クロアチアでは容器包装廃棄物の量は1人当たり約74キログラムである一方、アイルランドでは約246キログラムだった。ちなみにドイツは237キログラム。

※2021年は2年目となるコロナ禍であり、EUでは一時的にロックダウンを実施していた加盟国もある。

出典 写真コピーライト: OGI75