Jump to Navigation Jump to search Jump to Content Jump to Footer

ドイツ電力大手RWEグループ 日本で洋上風力発電の拡大を計画

NRW州エッセン市に本社を置くドイツ エネルギー大手グループRWEは、2023年12月に新潟県村上市および胎内市沖のプロジェクトを落札し、日本の洋上風力発電分野での事業活動をさらに拡大する。

世界第2位の洋上風力発電会社であるRWE Renewables社は、三井物産および大阪ガスと共同で、2029年6月までに風力発電機38基、発電設備出力68.4万kWの風力発電所を建設・運営する。投資額は約3283億2000万円(約20億ユーロ)、1MWあたり300万ユーロ(約4億8000万円)に上る(1ユーロ=160円換算)。

RWEは2019年、東京にRWE Renewables Japan合同会社を設立した。日本はRWEグループにとって戦略的な中核市場であり、これまで培ってきた同社の洋上風力発電市場でのグローバルな経験を発揮することができる。そのため、日本における洋上風力発電の次の入札に向けて、準備をすでに進めているところだ。

RWEはすでに浮体式洋上風力発電プロジェクトの市場に参入する準備を進めており、関西電力と共同でフィージビリティ・スタディに着手した。2040年までに45ギガワットの洋上風力発電という政府目標を達成するためには、法律の施行と共に活動を開始することが必要不可欠となる。

今年、日本では、1GWの洋上風力発電所建設のための第3次入札が開始される予定だ。 しかしRWE Renewableのような外資系企業は、より大規模でより大胆な入札を支持する表明をしており、より魅力的で費用対効果が高いビジネスを呼び込みたい考えだ。このように日本のエネルギー市場で、着実にプレゼンスを示してきた同社は、重要なプレーヤーになりつつある。

ドイツやヨーロッパと比較し、再生可能エネルギー、特に風力エネルギーの普及で遅れをとってきた日本ではあったが、その長年の躊躇を脱し、日本の再生可能エネルギーがいよいよ緒に着いたようだ。

RWE Renewables Japan 合同会社 プレスリリース (日本語)
出典1  2   写真クレジット: istock / Pavel Muravev