セミナーでは、ドイツ ノルトライン・ヴェストファーレン（NRW）州経済・産業・気候保護・エネルギー省次官パウル・フレデリク・ヘラー氏、デュッセルドルフ市長Dr. シュテファン・ケラー氏、大阪府商工労働部長馬場広由己氏による挨拶、Circular Valley FoundationのCEO Dr.カーステン・ゲーハート氏の基調講演のほか、NRW.Global Businessと各企業、組織の代表者による、循環型経済の実践についての講演とパネルディスカッションが行われた。
循環型経済を推進する企業代表としては、竹中工務店（東京）、帝人（東京）、ティッセンクルップ駐日代表事務所（東京、大阪）、ダイキン工業（大阪）、ヘンケルジャパン、パナソニック（大阪）が登壇。革新的な解決策を紹介した。
今般のセミナーでは、地域政府や企業が循環型経済への移行をどのように進めるか、リサイクルやクリーンエネルギー、製造分野でどのように持続可能な成長機会を得ることができるのかについて議論された。デュッセルドルフやドルトムントは、持続可能な都市開発の推進を強調し、サッカーチームとして名高いボルシア・ドルトムントの取り組みはスポーツ業界における貢献の可能性を示した。
参加者からは、「循環型経済の実践は企業にとって重要。特にリサイクルとクリーンエネルギー分野でのシステム構築が今後のビジネス戦略の鍵を握りそう」といった意見や、「都市開発と環境保護を両立させるためのヒントを得た」という声があった。また、「技術革新が循環型経済の実現において重要な役割を果たすと実感した。企業がどのように技術を活用して持続可能な解決策を提供するかについての議論が刺激的だった」との意見も寄せられた。
すべての講演者および参加者に感謝を申し上げる。これらのイベントは、グローバルな持続可能性目標に向けた重要な一歩である。