インタビューは、インターンのエレンバエフ・デニが行った。上村は日本企業のNRW州への進出支援と、ドイツ企業と日本企業の連携強化を目指している。
上村の背景、モチベーション、NRW.Global Business Japanでの目標について、インタビューした。
NRW.Global Business Japan
プロジェクトマネージャー
上村 典子(かみむら のりこ)
学歴・職歴:一橋大学社会学部を卒業後、株式会社電通にて11年半勤務。夫のドイツ転勤に伴い退社し、現地にて転職。
Etteplan Germanyにて2年半、Translation Project Managerとして勤務。
2025年3月帰国し、NRW.Global Business Japanで新しいキャリアをスタート。
趣味:新しい街に行くこと、体を動かすこと(ZUMBAというダンスや、ヨガ・ピラティスなど)。
1. ドイツとはどんな関係がある?
小学生の頃にサッカーをしていたこと、なぜか当時地図帳でドイツと日本を見比べていたことから、ドイツの文化や日本との違い、そこに住む人々に興味を持ち、高校生の時に北ドイツに留学をしました。
帰国後は直接ドイツと関わることは少なくなりましたが、細々とドイツ語の勉強と日独交流団体への所属を続けていました。
2. ドイツでの生活が職業選びにどう影響した?
多感な高校生の時期に海外生活を送ったことにより、自分と異なる文脈を生きる人々とのコミュニケーションに興味を持ち、元々考えていた進路から方向転換。
メディアを通じてより多くの人とコミュニケーションを作り、届ける会社に就職しました。
3. ドイツに関する知識をどのようにして活かすつもりか?
夫の転勤で最近まで南西部のシュトゥットガルトに住んでいました。高校時代の滞在から20年を経て、また、国内外様々な地域を旅することで、ドイツ自体の変化と多様性に気づきました。
今後も継続して知識やトレンドをアップデートし、日本とドイツ、どちらのマインドも理解できる強みを伸ばし、日独の社会・経済の発展に少しでも貢献できたらと思っています。
4. NRW.Global Business Japanを職場として選んだ理由は?
ドイツ滞在中に伸ばした語学力を活かしたい、という気持ちが初めにありました。それに加え、せっかく仕事をするなら、日々楽しいと思えることをやりたい、と思ったのが一番の理由です。
業務としては新しいことが多く、まだ不安な点もありますが、ドイツは私の20年越しの「推し」なので、大変なことがあっても乗り越えられるのではと思いました。
最後には、面接時のチームの和やか、かつ真摯な雰囲気が決め手になりました。
5. 職場の雰囲気やチームの印象はどうか?
日独のいいところが集まった、いいハーモニーを持つチームだと思います。懐が深く、オープンな空気感も魅力です。
社員内だけでなくインターンのメンバーも含め、自分の担当分野に責任を持ちながら、必要な時にはしっかりコミュニケーションを取って助け合っています。
6. NRW州について、読者の皆さまに伝えたいことは?
私は嘘をつくことが苦手な性格なので(笑)、自分が心から「いい」「人に勧めたい」と思うものでないと仕事にしたくない、という想いがあります。
その点、NRW州とそれぞれの街は、心からお勧めしたくなるほど多様で魅力的です。
これから、もっと州自体やそのビジネスについて知見を深め、皆様の欧州進出のお手伝いができるように精進したいと思います。よろしくお願いいたします。