ケルン市は、NRW州の中でも特に国際性が高く、物流・IT・メディア・ライフサイエンス・化学など多様な産業が集積する都市である。ドイツ最大級の見本市会場「Koelnmesse」(ケルンメッセ)や、欧州の物流拠点としても知られる立地条件の良さは、多くの外資系企業から高く評価されている。
また、ケルン市には、48,000人を超える学生を擁すケルン大学をはじめ、「TH Köln」 (ケルン応用科学大学)やバイオ医療・ライフサイエンス分野で著名な「BioCampus Cologne」など、優れた研究機関が集積している。周辺には、世界的な化学メーカー「LANXESS」や、エネルギー分野で知られる「RheinEnergie」、さらにはメディア業界の大手「RTLテレビジョン」などの主要企業も本社を構えており、質の高い人材の確保と産学官連携が実現しやすい環境となっている。
日本企業にとっては、欧州市場へのゲートウェイとして、またR&D拠点や展示会出展拠点として、ケルン市は非常に魅力的な選択肢となり得る。特に、化学・素材系、メディカルテクノロジー、食品関連、サステナビリティ分野の企業にとっては、同市のエコシステムと親和性が高いと考えられる。
実際、過去10年間の雇用成長率を見ると、化学産業では72%増(ドイツ全体では7%減)、自然科学・工学・医学分野のR&Dでは130%増(ドイツ全体では32%増)という顕著な伸びを示しており、これらの分野における活発な産業基盤と高い専門性がうかがえる。
ダイナミックに成長し続けるドイツNRW州最大の都市ケルン。ケルンについてもっと知りたい、ビジネスに関心がある等、ご興味がある方は、NRW.Global Business Japan までお問い合わせいただきたい。
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