5月26日には、NRW.Global Businessの主催で、デュッセルドルフ市のHotel Kö59にて「日独経済シンポジウム(Wirtschaftstag Japan)」を開催。NRW州政府、デュッセルドルフ市、デュッセルドルフ日本商工会議所が共催し、日独経済交流の場として活況を呈した。
登壇者らは「水素経済と未来に向けたドイツと日本のビジネスモデル」というテーマに基づき、水素、気候保護、産業協力など分野について、企業や行政の取り組みや戦略を紹介し、両国の協力の可能性を強調した。
NRW州は日本企業の欧州拠点が最も集中する地域。NRW州と日本との緊密な経済関係は、88億ユーロに達する貿易額にも反映されている。
NRW州経済・産業・気候保護・エネルギー大臣 モナ・ノイバウアー氏は「日本企業は我が州にとって真の宝であり、革新の力をもって新しい産業において質の高い雇用を創出している」と述べ、水素分野での連携に期待を寄せた。NRW.Global Business CEO フェリックス・ノイガートは、日本企業の技術がNRW州の水素戦略に不可欠であると強調。デュッセルドルフ日本商工会議所会頭 良本暁生氏は「不安定な世界情勢の中、日独の絆が未来を切り開く」とし、日独共通の課題への協力の意義を説いた。
なお、本イベントには、他の著名な来賓に加え、デュッセルドルフ市長 シュテファン・ケラー氏および在デュッセルドルフ日本国総領事館 総領事 角田剛隆氏にもご臨席いただいた。
参加したNRW.Global Business Japanの川久保は、日本デーについて「ドイツの方々が日本の製品や文化に強い関心を寄せている様子を目の当たりにし、大変印象的でした。また、日本企業がドイツ市場に進出すれば、きっと成功する可能性が高いと実感しました。」と語る。
日本デー・日独経済シンポジウムは、参加者にとってネットワーキングの機会としても有意義なものであり、新たなビジネスチャンスの萌芽が感じられる時間となった。
イベント当日の詳細プログラムや登壇者に関する情報は、以下のリンクより:
• https://www.land.nrw/pressemitteilung/wirtschaftstag-japan-2025-gemeinsam-fuer-eine-nachhaltige-zukunft-mit-wasserstoff(ドイツ語)
• https://www.jihk.de/ja/page/91(日本語)
• https://www.nrwglobalbusiness.com/ja/会社概要/日独経済シンポジウム(日本語)
• https://www.nrwglobalbusiness.com/de/ueber-uns/wirtschaftstag-japan(上記サイトのドイツ語)
今後もNRW州およびデュッセルドルフにおけるイベント情報については、「ニュース」や「イベント」ページを通じて随時発信していく予定だ。