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REWEグループ 売上高が大幅に伸長

ドイツ第2位の食品小売業者レーベ(REWE)社が、2019年、売上高と利益を大幅に伸ばした。4月29日、同社リオネル・スーク社長は「これを体力にコロナパンデミックの試練を乗り越えられる。」とコメント。

ケルンで協同組合として創業したレーベ社は、現在、食品小売業・観光業グループにまで成長。連結ベースで、2019年の対外売上高*は、約2.5%増の627億ユーロに達した。この中で、最も大きな伸び率を記録したのは2018年同様、ドイツにある1800を超える独立系レーベ小売店舗だった(売上高伸率9.1%)。レーベグループの当期純利益(独立系店舗の利益および資本参加を除く)は、18%増の5億700万ユーロに上った。一方、グループ内のディスカウントスーパー、ペニー(Penny)の売上高はわずか0.1%増の76億ユーロにとどまった。

レーベクループで最も深刻な状況にあるのは旅行ビジネスだ。同グループは「DerTour」「Meier’s Weltreisen」「ADAC Reisen」などの旅行会社を抱える。旅行ビジネスはコロナ感染により大きな痛手を受けているものの、グループ全体でこの状況を乗り切れるだろう。

*グループ企業間の利益ではなく、グループ企業以外を対象として達成した利益

出典:Handelsblatt 2020.4.29.