Jump to Navigation Jump to search Jump to Content Jump to Footer

NRW.Global Business Japanが関西で新年会開催 

NRW州にドイツ拠点を置く関西圏の関係者との新年会。同会では関西学院大学 神余隆博教授がドイツの新連立政権を考察。

2022年1月11日、NRW.Global Business Japanは京都東山にて「NRW.Global Business Japan 新年会 in 関西」を開催した。コロナウイルス・オミクロン株の感染拡大が心配される中、感染対策を最大限に強化しながら少人数での開催となった。大阪・神戸ドイツ総領事をはじめ、NRW州に拠点を持つ関西企業や機関の皆さまと、NRW州と関西経済の結び付きを今後更に強固にしていきたいと意見交換を行った。

なお、当新年会では、関西学院大学 国連・外交統括センター長、元駐ドイツ日本国大使の神余隆博教授が「新生ドイツ連立政権と今後の日独経済の展望」をテーマに178ページに及ぶ連立協定書の重要な概要を紹介した。

昨年12月に発足したショルツ政権は、社会民主党(中道左派政党)、自由民主党(自由主義政党)、同盟90/緑の党(環境政党)の三党による連立政権で、連邦レベルでこの三党が連立を組むのは初めてとなる。それぞれ政策が異なるために、政権運営には困難も予想されての船出となった。神余教授は戦後ドイツの歴代首相の紹介からスタートし、当連立政権の特徴や連立協定の重点事項を紹介しながら、日独経済協力の今後の可能性について熱く語った。

16年に及んだメルケル前首相の時代が終わり、新たな段階に入ったドイツ。日独の更なる経済協力はもちろん、気候変動対策や民主主義の価値観維持といった、不確実な時代に変わらず取り組む姿勢に注目したい。

なお、神余教授にはこの「新生ドイツ連立政権と今後の日独経済の展望」のテーマでのご執筆を快諾いただいた。配信は2月末を予定している。