8月のNRW.BANK.ifo景況感指数は僅かながら改善した。アンケート調査では、現況を満足と評価した企業数が前回比で減少したものの、先行き動向を悲観的とした企業数は僅かにとどまった。
製造業の景況感は前月、急速に冷え込んだが、8月は再び改善。現況をより前向きに評価し、先行きについても懐疑的な見方を弱めた企業が大勢を占めた。建設業の景況感は8月悪化した。現況評価は若干の上昇をみせ、先行き動向では再び懐疑的判断が増加した。小売・卸業の景況感は8月大きく冷え込んだ。アンケート回答企業は、直近5ヶ月で示されたようには現況を前向きに評価しなかった。ただし、先行きへの懐疑的な見方は弱まった。
サービス業の景況感は僅かに回復。現況評価は総じてポジティブで、且つ、先行きへの自信が深まった。
