Jump to Navigation Jump to search Jump to Content Jump to Footer

インダストリー4.0の “Hidden Champion”:TURCK(ツゥルク)

自動運転、IoT、スマートシティ構想など、「繫がる」社会の登場は間近まで迫っている。ドイツではそれをインダストリー4.0と名付け、政府主導のもと着々と準備が進んでいる

そこで欠かせないのが、「繋げる」技術。センサやコネクタといった分野だが、NRW州にはこの領域における“Hidden Champion“がいる。1965年創業のTURCK(ツゥルク)だ。家族経営で始まったTURCKは現在では4,500人以上もの従業員をかかえる企業へと脱皮。さらに目を見張るのはその成長率だ。2017年、TURCKは前年比約18%の成長を記録し、初めて6億ユーロ(約790億円)超えの売上を達成した。また、同年9月末、総床面積4,200m2にも及ぶ新しい本社ビルをNRW州ミュールハイムにオープンさせた。自社社員を含む会社員のネット投票が重視される会社格付けランキング「ベスト・雇用者」では、上位につけた。

さらにTURCKは2020年までのアジェンダを発表。インダストリー4.0とそれに伴うオートメーションにより戦略的に対応するため、部品レベルにとどまらず、包括的なシステムの提供を強化する方針を掲げた。

NRW州はインダストリー4.0に関連するドイツ国内トップクラスの大学や研究機関、企業の集積地。世界的に有名な企業や機関だけでなく、TURCKのような”Hidden Champion”からも目が離せない。

参考資料