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新たなNRW州機関が気候変動対策に乗り出す 「NRW.Energy4Climate」日本との協力関係を継続

ドイツで最も人口が多く、またドイツNo.1の産業州がNRWだ。NRW州は2045年までに気候ニュートラルを目指しているが、産業拠点の気候ニュートラルへの転換は、社会、政界、産業界、学術界が協力して初めて達成できるもの。特別な努力と協力が求められてくる。

NRW州は州立機関「NRW.Energy4Climate」を新設し、気候保全とエネルギー転換に向けた政策を更に推進する意向だ。目的は、温室効果ガスの排出量を大幅に削減すると同時に、NRW州を産業とサービスの将来の拠点として強化すること。

「NRW.Energy4Climate」は2022年初めに始動した。NRW州の温室効果ガス排出量の90%以上を占めるエネルギー産業、製造業、熱・建築、モビリティの4部門で気候ニュートラルの目標達成に向けて推進役を担う。

NRW州は早期に目標を達成できるよう、分野横断的に変革を加速する意向だ。州のビジョンは、NRW州が気候ニュートラルを達成することで、エネルギー転換のパイオニアとなり、またドイツNo.1の産業拠点を維持すること。そして結果として海外投資家から好んで選ばれるパートナーであり続けることだ。

<国際協力>
ドイツや日本では、気候保全やエネルギー転換対策は主に地域レベルで行われている。しかし、グローバルに取り組んでこそ、真の成功に繋がるはずだ。そのため「NRW.Energy4Climate」は国際協力によって枠を飛び越え、グローバルパートナーの確立と拡大に力を注ぐ方針だ。
具体的には、専門家向けイベント、見本市の出展、企業視察や研修旅行などを実施する。こういった機会を通じ、参加者同士が知識・ノウハウ・ベストプラクティスについて意見を交わしたり、またドイツの産官学分野のグルーバルネットワークに加わることを促す。
「NRW.Energy4Climate」が実施するプログラムは、日本企業や関係者にとっては、ドイツ市場を知り、新しいビジネスコンタクトや協力関係を構築する絶好のチャンスとなるはずだ。対象テーマは水素、再生可能エネルギー(太陽光発電、風力発電、バイオマスなど)あるいは貯蔵技術など多岐に渡っている。また同組織が国際ネットワーク「Under2Coalition」や「ACE Hub(気候変動対策をエンパワーするアクション)」を通じて得る情報や政策提言は、国際的な気候保全推進を後押しするであろう。

<NRW州と福島県のパートナーシップ>
福島県とNRW州間のエネルギー分野における協力開始は2012年に遡る。また、その後締結した「覚書」によってエキスパート同士が交流し合い、信頼ある提携関係を深化させてきた。「NRW.Energy4Climate」も福島-NRW州協力の一翼を担っており、今後も協働の伝統を継承していく。

NRW州でのエネルギーや気候保全の窓口、そしてパートナーとして「NRW.Energy4Climate」はエネルギー転換などの情報やNRW州関係者への連絡、NRW州訪問やプロジェクト視察の企画、イベント、マッチメイキングを手がけており、日本企業からの照会を心待ちにしている。弊社(NRW.Global Business Japan)は、今後も「NRW.Energy4Climate」と共に、エネルギー転換と気候保全の分野でさらなる貢献ができるよう尽力し、日本企業の進出を支援していく。

連絡先:国際協力プロジェクトマネージャー Mr. Dario Omerovic(ダリオ・オメロビッチ)international@energy4climate.nrw
公式ホームページ 

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