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フエニックス・コンタクト 安川電機と戦略的パートナーシップを合意

大手グローバル企業に加え、ドイツ経済の骨格を成す中堅企業の本拠地。それがNRW州だ。そして中堅企業の多くが「隠れたチャンピオン」。地元に根ざした家族経営企業が多く、また優れた製品でグローバルに活躍している。

フエニックス・コンタクトは、そんな世界リーディング企業のひとつ。NRW州の東北部、オストヴェストファーレン・リッペ (OWL)地域のブロンベルクに本社を置く。1923年設立の同社は、自動化技術のスペシャリストであり、電気技術関連のコンポーネント、システム、およびソリューションを提供している。そして、同社もまたIoTソリューションに取り組むドイツ最先端クラスター「it’s OWL (インテリジェント・テクニカル・システム・オストヴェストファーレン・リッペ)」のメンバー企業である。

この度、フエニックス・コンタクト社は産業用ロボット大手の株式会社安川電機(本社 北九州市)と戦略的パートナーシップを締結した。両社は自動化に関する広範なノウハウを提供し合い、相乗効果を期待している。今般の提携により、産業用オートメーションの未来型オープンエコシステムの提供を目指すもので、フェニックス・コンタクトの産業用自動化技術「PLCnextテクノロジ」が協力の基盤となる。

安川電機は、PLCnextテクノロジを利用し、機械制御の製品群をさらに拡大する意向だ。 フエニックス・コンタクトの自動化プラットフォームは、最新のプログラミング言語、安全ハードウェア・ソフトウェア、そして産業用制御システムの安全性を兼ね備えている。オープン制御プラットフォーム、モジュラー型エンジニアリングソフトウェアとオンライン・コミュニティの組合せにより、IoTの課題に迅速に対応できる。

安川電機の欧州統括子会社 Yaskawa Europe社のブルーノ・シュネッケンブルガーCEO兼社長は、「信頼に満ちた長年にわたるビジネス関係をさらに強化できる。非常に楽しみだ」と期待を述べた。 一方、NRW州の「隠れたチャンピオン」フエニックス・コンタクト社COO兼産業マネジメント(IMA)事業担当取締役のウルリッヒ・ライデッカーは「日本の大企業との協力は自動化産業にとって大きなマイルストーンとなる」とコメントした。

このパートナーシップは産業拠点NRW州の重要性を示す嬉しいニュースだ。強みを束ねることで、両社のインダストリー4.0への対応力が強化され、また日本とNRW州の良好な経済協力もさらに促進されるだろう。

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