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パーダーボーンIEMがフラウンホーファー研究所に格上げ OWL地域の強みメカトロニクスが貢献

フラウンホーファー・メカトロニクスデザイン技術施設(IEM)は年明けと共にフラウンホーファー研究所となった。このIEMの格上げにより、NRW州でのフラウンホーファー研究所の数は14となった。ドイツ全体では計69のフラウンホーファー協会の応用研究機関が存在する

 

IEMのインダストリー4.0の関連分野では90人以上のスタッフが働き、人、機械および製品間のコミュニケーションの研究開発を行っている。その際、企業と協力しながらインテリジェントな製品、生産システムやサービスの開発を行っているのが特徴だ。

IEMの前身は、2011年から2015年に活動したプロジェクトグループである。NRW州学術省から約830万ユーロの助成を受けながら、アーヘンのフラウンホーファー生産技術研究所(IPT)とパーダーボーン大学のハインツ・ニックスドルフ研究所がこのプロジェクトグループ内で共同研究を行い、成果を出した。

それを受け、同グループは、2016年、連邦政府・州政府の共同助成機関であるフラウンホーファー協会に統合され、法的に独立したフラウンホーファー施設となった。さらにこの度、2017年1月1日から正式にフラウンホーファー研究所に格上げされ、数多くあるフラウンホーファー研究所の中でも最も若い研究所となった。

シュルツェNRW州学術大臣は、「5年間、当省が捻出した助成金がこれだけ早く実を結び、権威あるフラウンホーファー協会の研究所がこの度パーダーボーンに新しく恒久的に設置される運びとなった。これは、NRW州の応用研究にとって大きな成果を意味する。というのも、フラウンホーファーIEM研究所は、オストヴェストファーレン・リッペ(OWL)地域のインダストリー4.0の強みを代表する研究所になるから」と述べた。

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