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ハーティングが創業75周年を祝う 創業以来グローバルリーダーとして活躍 NRW州のテクノロジースペシャリスト

人々の日常生活を楽にしたいと願い、ハーティング・ファミリーは75年前、NRW州北東部の町ミンデンで事業をスタートした。ハーティング社に脈々と息づく、革新力・エンゲージメント・起業家精神の基盤をヴィルヘルム・ハーティングは妻マリーと共に築き、今日では世界中に5300人の従業員を抱える企業に成長している。

戦後、2人が立ち上げた「ヴィルヘルム・ハーティング機械工場」は創業時には電化製品を製造していたが、航空関連企業で生産マネージャーの経験のあるヴィルヘルムは、コネクタに大きな成長の可能性を見出し、1953年Han®コネクタを開発した。これは、従来の接続技術を刷新し、接続方式の可能性を拡張する技術だった。そして近郊のエスペルカンプに移転し、時代の潮流に乗りレコードプレーヤー、ジュークボックス、電気医療機器など革新的製品を手がけた。1959年にはタバコ自動販売機の製造を開始。電磁装置分野に参入した最初の会社となった。そして創業者ヴィルヘルム・ハーティングが没した1962年には、850人強の従業員を擁する企業に成長を遂げていたのだ。

1970年代、タバコ自動販売機とコネクタに事業の軸足を置き、着実に拡大を続けたハーティング社は、1979年、最初の子会社をフランスに設立。1987年には信号と電源を組み合わせたコネクタ「Han-Com®」を開発。そして1990年代初頭には基板コネクタ用の新たなメトリックシステム開発に着手した。そして世紀が変わる2000年代に入ると、柔軟なソリューション志向の組織へと変革がスタート。2001年には7つのグローバル・ビジネスユニットをベースに事業を展開し、現在、37ヶ国に現地法人を置いている。また 2010年にはNRW州東部オストヴェストファーレン・リッペに新たな生産拠点となるラーデン工場がオープンしている。

9月初旬に執り行われた創立75周年式典には、ドイツ連邦前大統領ヨアヒム・ガウクが臨席し「ハーティング社のようなファミリー企業は“社会を支える堅牢な柱”」と祝辞を贈り、その業績を称えた。なお、式典にはミンデン市長、エスペルカンプ市長、市議会議員やデトモルト行政区長官も出席。同社が地域で担っている重要な役割に感謝した。ハーティング社は文化、スポーツ、教育、科学関連の多くのプロジェクトや、その関連団体をサポートしている。

そして、未来に向けてもハーティング社の備えは万全だ。e-モビリティなど、コネクティビティ市場での新規開拓にも早くから取り組み、子会社のハーティング・オートモーティブ社は電気自動車、プラグインハイブリッド車用の充電装置を開発・製造してきた。同社は日本現地法人ハーティング株式会社を通じ、日本企業との協力やネットワーク/パートナーシップ構築に尽力している。人々のためになるテクノロジーを駆使しながら未来を形成し、価値を生み出す企業 – それがハーティング。

写真(左から)Maresa Harting Hertz, Philip Harting, 独前大統領 Joachim Gauck, Margrit Harting, 独元大統領 Christian Wulff, Dietmar Harting: Copyright: ©HARTING Technology Group

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