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シリーズ "NRW州ヴェストファーレン地方の美食巡り“ 第4弾

シュルツェ・レーテリング農園

ミュンスター近郊にあるシュルツェ・レーテリング農園は既に14世紀半ば、ミュンスター司教座聖堂参事会の農地登記簿に記載されていたほど歴史ある農園である。現在もシュルツェ・レーテリング家のマーティンさんとヒルデグルンデ夫妻が農園を営んでいる。農園内にある歴史的風情のある木骨造家屋はこの20年で修復され、現在では、ゲストハウスやショップに変身した。ショップでは自家栽培のイチゴやアスパラガスなどの果物や野菜、また自家製パンを販売している。レストラン付きホテルであるゲストハウスは週末に限り宿泊可能で、季節の地元食材を使ったスイーツや美味しい料理を提供している。

「シュルツェ・レーテリング」の最大の特徴は、実は1767年以来の伝統を持つ独自の蒸留所にある。ガイドツアーも行われるほどの名物で、蒸留酒の生産には、小麦や果物など、当然のことながら自家製原料を使用している。栽培から加工までの全工程で、原料すべての品質を確保しているわけだ。また高さ約20mというドイツ全土でも他に類を見ない蒸留塔を生かし、最高品質の純粋な蒸留酒を生産している。ワールド・スピリッツ・アワードでは2018年だけでも、ラズベリー、ブルーベリー、また各種穀物を原料とした8種類の蒸留酒がマスタークラスで金賞を受賞した。

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