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エッセン市 医療分野でAI強化

医療のデジタル化に取り組むべく、デュイスブルク・エッセン大学とエッセン医科大学は「医療人工知能研究所」を設立する。人工知能AIの活用の可能性について研究を行うことで、AI利用の拡大に繋がると期待されている。研究所の設立に向け、4人の教授職を募集。AIによる医師の支援に関する研究を円滑に進めるとともに、AIのさらなる開発に参画するためだ。

このプロジェクトは、エッセン医科大学医学部長兼取締役会長のDr.ヴェルナー教授、デュイスブルク・エッセン大学医学部学部長のDr.ブアー教授、デュイスブルク・エッセン大学医学部研究副学部長兼エッセン大学病院情報技術センター医療部長のDr.フースティング教授から強力な支援を得ている。

新設研究所はエッセン大学病院のスマートホスピタル方針の骨子の一つだ。AIと患者のデジタルデータを組み合わせることで、これまで以上に個別治療や高精度診断が可能になる。研究所はエッセン市のギラデットハウス内に設けられる予定だ。かつてドイツ大手印刷会社の本社であった建物が将来の医療AIに関する研究に利用される訳だ。「これはまさにルール大都市圏の産業転換の好事例である」とフースティング教授は述べている。研究所での研究成果はエッセン大学病院の日常業務に影響を与えるだけではない。同研究所がドイツの「AI・コンピテンスプラットフォーム」に発展し、またNRW州政府が目指すように、NRW州がAIのドイツ最先端拠点に成長する大きな弾みとなる。

参考資料