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NTTコミュニケーションズ子会社“E-Shelter社“ ボンのデータセンター新設に5000万ユーロを投資

NRW州の南側に位置するボン北部の産業地区にNTTコミュニケーションズの子会社、E-Shelter社がドイツ10番目のデータセンターを開設した

 

クライアントは自社のサーバーをここに預けることができる。専門用語ではコロケーションという。こうしてITシステムとネットワークシステムは高い安全性を担保する環境下でネットワーク化される。 このデータセンターには2つの独立電力供給網と緊急発電機が装備されている。E-Shelter社は建物の冷房を管理する一方、クライアントが自社サーバーを置けるようにラックの設置も行っている。

「ライン・ルール1」と名付けられたボンの同データセンターの総容量は15メガワット。E-Shelter社のルップレヒト・リットヴェーガー代表は「我々は今回の第一段階ですでに5000万ユーロを投資した」と述べ、また「ドイツが将来必要とするインフラを構築している。十分なデータセンター容量を確保することはデジタル国ドイツの基本を成す」と続けた。拡張の際には更に同額の5000万ユーロが投資される予定だ。

E-Shelter社はドイツのデータセンター市場の年間成長率30%よりも更に早いスピードで成長しているという。同社クライアントは諸官庁、さらに銀行、保険会社、電気通信会社など大手企業。しかしE-Shelter社は「当社は今、中小企業をターゲットに営業している。デジタル化プロセスが進む中、中規模企業では必要データを自社サーバーに十分保存できないという現象が起きているから」と事業拡大に取り組んでいる。

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