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ドイツ最大の仮想発電所事業者Next社に、蘭エネルギー大手Enecoグループが資本参加

オランダのエネルギー大手Enecoグループは、NRW州のケルンに本社を置くNext Kraftwerke(発電所)社の株式34%を取得する。ドイツの仮想発電所(VPP)事業者であるNext社はヨーロッパで急成長を遂げる企業のひとつ

 

Next社の共同CEOおよび共同設立者であるヘンドリック・ゼミシュ氏は、オランダのエネルギー大手Enecoグループの資本参加により、ヨーロッパ圏での事業の戦略的拡大のみならず、分散型再生可能エネルギー供給の積極的推進も可能性になると期待している。

2009年にケルンに設立されたエネルギーベンチャーのNext社は、ITを駆使した最大級の再生可能エネルギー・アグリゲータであり、すでに市場で確固たる地位を確保している。同社は4000の分散電源から2800 MWの再生可能エネルギーを収集し、群制御している。Next社は再生可能エネルギーや分散電源を統合的に制御するだけでなく、計画予測、供給・需要ソリューションの計算と最適化、さらにエネルギーの効率的な生産・流通・販売のサービスも提供している。

Next社はドイツ市場の他にオーストリア、ベルギー、フランス、イタリア、オランダ、ポーランドおよびスイスでも事業を展開している。また日本市場にも大きな関心を持ち、すでに2013年、東京で講演を行った。現在、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構( NEDO)のプロジェクトで、三井物産から委託を受け、ポルトガル・リスボンで空調機の自動デマンドレスポンス負荷制御実証実験を進行中だ。

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