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トリバゴ 旅行サイトをまとめ比較 デュッセルドルフ発スタートアップ

「最もお得な値段でホテル予約」との売りで、流暢な日本語を話す金髪の女性が登場するCMが最近話題だ。このCMの主はトリバゴ社。同社は250以上の旅行サイトの情報を集め、比較し、情報を提供している。実は、NRW州デュッセルドルフ発のスタートアップ企業だ

 

トリバゴは「メタサーチエンジン」を用い、閲覧者に複数の旅行サイトから集めた情報から最もお得なホテル料金を提示する。この種の旅行まとめサイトは他にもあるが、サイトのインターフェースが使い勝手が良いデザインで、自身で比較し易いのが特徴だ。CMが連日TVに登場するので、目にしたことがある人は多いはず。しかし、トリバゴがドイツ企業で、デュッセルドルフ発だということは、実はあまり知られていない。

同社は2005年、デュッセルドルフ市に設立された。立ち上げたのはロルフ・シュレムゲンス、マルテ・ジーベルト、ペーター・ヴィネマイヤー、シュテファン・シュトゥーブナーの4人。130万ものホテルの宿泊オファーの中から、閲覧者の検索キーワードに合わせ、最適・最安値の部屋を提案する。なんと、今や年間14億人もが同サイトを訪れるという。2012年に米大手旅行サイトのエクスペディアに買収され、2016年末には米ナスダックに上場を果たしたが、今も経営陣を始め、多くの社員が創業の地であるデュッセルドルフにいる。現在デュッセルドルフのメディア港地区に1億4500万ユーロを投じ、新たな統括本部を建設中だ。2018年の竣工を目指しており、3万平米もの事務所床面積に2000人もの従業員が一挙に入れるスペースだという。

トリバゴの成功は、デュッセルドルフが持つオープンな気質や高度かつ多様なインフラ、そしてNRW州のスタートアップ振興政策が大きく後押ししている。ドイツのスタートアップやデジタルビジネスは、今、その身を結び始め、グローバルかつリージョナルに大きく貢献している。

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